坂上 諒SAKAUE CELLO SCHOOL

チェロ練習

チェロの練習用ミュート(弱音器)とは?種類・使い方・注意点を解説

2024年3月10日

チェロを自宅で練習するとき、音量が気になる方は多いのではないでしょうか。マンションや集合住宅にお住まいの方から「練習したいけど音が出せない」というご相談をよくいただきます。そんなときに役立つのが「練習用ミュート」です。

■ミュートには2種類ある

チェロで使うミュートには、大きく分けて2種類あります。

・通常の弱音器(コンサートミュート) 音色をわずかに柔らかくするもので、演奏会のp(ピアノ)表現に使います。消音効果はほとんどありません。

・練習用ミュート(ヘビーミュート) 駒(こま)にしっかりはめ込む重めのミュートで、音量を大幅に抑えることができます。自宅練習向けです。

■どれくらい音が小さくなる?

練習用ミュートを使うと、通常の音量の約4〜5分の1程度に抑えられます。完全な無音にはなりませんが、夜間の練習や集合住宅でもかなり現実的な音量になります。壁の薄さや建物の構造によっては、隣室に聞こえる場合もあるため、お住まいの環境に合わせてお使いください。

■とにかく金属製がおすすめ

ゴム製と金属製の2種類が市販されていますが、消音目的なら迷わず金属製を選んでください。重量があるぶん弦の振動をしっかり抑えてくれるため、ゴム製とは消音効果が明らかに違います。

おすすめの金属製ミュートは以下の2製品です。

・My Mute MM-C(金メッキ仕上げ・約260g) しっかりとした消音効果が得られる定番品。重量があるぶん弦の振動をしっかり抑えてくれます。

・W mutes ダブルミュート / Practice Mute(艶消しシルバー) 価格は高めですが、消音効果がしっかりある上に音色をあまり損なわない設計になっています。「音がこもった感じになるのが嫌」という方にはこちらがおすすめです。

■練習用ミュートを使うときの注意点

ミュートを装着すると弦の振動が変わるため、弓を動かしたときの感触や音の鳴り方が通常とかなり異なります。特にボウイング(弓使い)の感覚が変わりやすいため、長時間ミュートだけで練習すると、ミュートなしのときに弾きにくくなることがあります。

■まとめ

練習用ミュートは自宅練習の強い味方ですが、あくまで補助的に使うもの。週に一度でも防音室や練習スタジオなど、ミュートなしで弾ける環境を作れると理想的です。

坂上諒チェロ教室では、自宅での練習方法や道具の使い方についても丁寧にアドバイスしています。名古屋・星ヶ丘でチェロを習いたい方、初心者・大人の方もお気軽にご相談ください。体験レッスン(30分・無料)はいつでも受け付けています。