チェロの弦が多すぎて選べない!
と思っていらっしゃるチェロ愛好家の方々は多いと思います。
次々にメーカーから新作が発売され、今チェロの弦は種類はとにかく多くなっており、いきなり選べと言われても困難だと思うので、それについて書いてみることにしました^^
弦の選び方は難しく、楽器それぞれの持っている個性と弦の相性というものもあり、他のチェロで良い音がしていた弦が自分の楽器だと全然ダメなこともあります。
また、張ったばかりの時はギャンギャンと嫌な雑音が鳴って、失敗したなあ…と思っても1週間くらいで弦が落ち着いて良い音になる場合もあったり、それとは逆に、張った瞬間は素晴らしく鳴っていても1ヶ月後には鳴らなくなるような弦にも出会ってきました。
そしてチェロの弦は高額なものが多いので合わなかった時のことを考えると、試すのも勇気がいると思います。
しかし、選ぶときの参考になる、良く使われている定番弦と言えるものはあります。
僕は日頃、他のチェリストがどんな弦を使っているのかチェックしているのですが、現在(2020年12月)日本やヨーロッパで見かけるプロのチェリストや音大生のほとんどは
A,D線はLarsen(ラーセン), Versum(ヴェルサム), Jargar(ヤーガー), Evah Pirazzi(エヴァピラッツィ)
G,C線はSpirocore(スピロコア), Larsen, Versum
とそこから派生した商品を使っています。
これらの弦、人気なだけあって派生した商品が多く、
ラーセン はソリスト、マグナコア 、マグナコアアリオーソ、イルカノーネ
ヴェルサムはソリスト
等があります。(ヴェルサムはバーサムと読んだり、スペリオールをスーペリアと読んだりもします)
これだけ多いと迷うと思いますので、それぞれの特徴について書いたもののリンクを下に貼っておきます(少しずつ増やしていきます)
ラーセン オーロラについて ⇦初心者にオススメです!
もちろんこの他にも素晴らしい弦は沢山ありますが、定番の弦から試していくと見つけやすいかなと思います^^
愛知県名古屋市でチェロのレッスンもしています。